需給緩和で東京ゴムは160円近くまで値崩れする可能性ある

 引き続き天然ゴムの消費は好調に推移している。世界最大の天然ゴム需要国である中国の新車用タイヤの販売増に伴い原料ゴムの引き合いが高い水準で推移しているためだ。

 10月の中国新車販売台数は前年同月比2.0%増の270万3500台だったが、これで同月を含め5カ月連続で前年同月実績を上回った。特に日本車の売れ行きが好調で、トヨタ、ホンダ、日産の3社が2ケタ増となっただけでなく、この3社にマツダを加えた4社が中国向け自動車販売台数として史上最高の記録をマークした。

 ちなみに世界第2位の米国の新車販売台数は、9月はハリケーン特需で急増したものの10月は早くも腰砕けとなり、前年同月比1.3%とわずかながらマイナスとなった。一方、欧州自動車市場は好調な状況となっており、10月は前年同月比5.9%増の121万台。特に、フランス勢のプジョーとルノーがともに2ケタ増となり健闘が目立つ。それ以外の国では意外にもロシアが絶好調で、9月の新車販売台数は前年同月比17.9%の大幅増を記録した。ロシアは3月から7カ月連続の増加となっている。

 自動車タイヤ向けの天然ゴムの消費占有率は約8割であるため、新車の販売好調はストレートにゴム需要の伸びを示している。特に中国は世界消費の4割強を占めているため、その影響力は極めて大きい。
 

 

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