アジア中心に伸びる天然ゴム需要~来年にかけラニーニャで減産も

★ 米国の市場調査・情報企業のThe Business Research Company(ビジネス・リサーチ・カンパニー)社がまとめた『世界の天然ゴム製品製造市場概要2017』によれば、2016年の世界の天然ゴム需要は前年比+3.5%増の4,110億ドルであった。また2020年までに年率+5%の伸びを示して5,070憶ドルの市場になるだろうと予想している。

 タイヤが最大の販売高で、2016年は全体の約5分の3の2,400億ドルを占めていた。アジアは天然ゴム製品販売の最大かつ伸びが最も著しい地域で、2016年は世界全体の4割を占め、その成長率は+5%である。そのアジアの中でも中国は最も大きく、世界全体の17%の市場シェアを占めている。一方インドのシェアは6%に過ぎないが、中国よりも大きな伸びを示し、年率+10%の成長を遂げた。

 イタリアのタイヤメーカーのピレリは2015年に中国化工公司に買収され、これにより中国市場への高品質タイヤの製造技術を中国企業が持つこととなった。ブリジストン、ミシュラン、グッドイヤー、中国化工公司、横浜ゴムが5大メーカーとなっており、2016年に+20%シェアを伸ばしている。

 コンピューターを使った3Dプリンター技術の発展は天然ゴム製品製造業にとって大きな影響を与えている。たとえば、ソフトウェアに支援された3Dシステムは、製造工程を改良し、潜在的な欠陥工程の改善や製造工程の制御に一役買っている。3Dプリンター技術によって一つ一つ強度や粘性の異なるタイヤをカスタマイズすることができるようになっている。2016年3月グッドイヤーはEagle-360という3Dプリンターを導入し、360度回転する球状のタイヤを製造することができるようになった。
 

 

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