減産延長ができるかどうかのカギは米国が持つ!?

原油反発。根強い減産延長への期待などで。56.54ドル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1280.5ドル近辺で推移。

上海ゴム横ばい。13335元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ348.9ドル(前日比3.7ドル拡大)、円建てで1251円(前日比15円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 日足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「減産延長ができるかどうかのカギは米国が持つ!?」

足元の原油価格は、下落しても底堅さを見せる状況が続いています。

その一因として、減産延長への期待や思惑が高まっていることがあげられます。

その減産延長について、延長が決まるかどうかのカギは、米国の原油生産量の動向にあると筆者は考えています。

OPECが減産を延長するということは、次の2点が実施されるということだと思います。

1.生産量の上限を引き上げないこと、
2.サウジアラビアが米国の追随を容認すること

グラフのとおり、米エネルギー省の見通しどおりに米国の原油生産が来年も拡大すれば、米国は5月に減産で生産を拡大できないサウジアラビアに並び、来年のいずれかのタイミングでサウジアラビアは原油生産シェアNo1を米国に明け渡す可能性があります。

今回の総会は、米国がサウジアラビアに生産量が追いつきつつある中で行われます。

このような中で、減産延長はサウジアラビアにとってメリット・デメリットどちらなのか?と考えた場合、筆者は両方であると考えています。

■メリット
世界No1という名を捨て、原油価格の上昇という実をとることで、ビジョン2030に基いた「脱石油」路線を重視していることを世界のアピールできる。

■デメリット
減産延長により生産を拡大できず、アメリカに原油生産シェアNo1を明け渡す。

メリットを得るために減産を延長するのか?デメリットを回避するために減産を延長しないのか?

今、サウジアラビアは難しい決断が迫られていると考えられます。

その意味では、今回の総会で簡単には減産延長とはならない可能性があると思います。

延長で合意できない可能性はゼロではないことを認識する必要はあると個人的に考えております。

図:サウジアラビアと米国の原油生産量  単位:百万バレル/日量

出所:OPECおよび、米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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