復活した米シェールは、OPEC総会に影響を及ぼす!?

原油大幅下落。世界の石油需要の鈍化見通しなどで。55.09ドル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1280.9ドル近辺で推移。

上海ゴム下落。13420元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ352.0ドル(前日比9.0ドル拡大)、円建てで1266円(前日比20円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 日足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「復活した米シェールは、OPEC総会に影響を及ぼす!?」

昨晩、原油価格が大きく下落しました。報じられているのは、世界の石油需要の見通しが引き下げられたことや、米国の原油生産量の増加見通しなどです。

筆者は、米国の原油生産量のおよそ3分の2が米シェールであると見ています。(石油製品・2次供給を含まず)

つまり、米国の原油生産量の増加見通しに、米国のシェールオイルの動向が深く関わっていると考えています。

昨日記したように、今週月曜日に公表されたデータより、米国のシェールオイル主要地区の原油生産量が、2017年10月に過去最高レベルとなる日量600万バレルに達したことがわかりました。

この600万バレル到達が意味することは、単に過去最高レベル・大台乗せということだけではなく、減産を見送る→原油価格をさらに引き下げる→米シェールを牽制する、というシナリオがOPECによって描かれた(メディアがそう報じた?)頃の水準まで生産量が復活した、ということだと思います。

復活という言葉が当てはまると筆者は見ているのですが、OPEC・非OPECの合計24か国で構成される減産体制は、およそ2週間後に総会を控え、米シェールの動きをどのように見つめているのでしょうか。

減産延長→原油価格上昇→米シェールの更なる拡大→米原油生産量の更なる拡大→サウジ・OPECにデメリットが発生①減産実施のために生産を拡大できず、米国の生産がサウジを追い抜く可能性が高まる(サウジのシェアがさらに脅かされる)※、②世界の石油在庫を減らすという減産の目的達成への進捗が悪くなる。

上記のような構図である点を考えれば、米シェールの足元の動き・今後の見通しが月末のOPEC総会の決定事項に影響を及ぼす可能性はゼロではないと考えます。

※【参考】サウジの生産量に迫る米国。来年にも最接近!?(10月24日掲載分)https://column.cx.minkabu.jp/29387

図:米シェールオイル主要地区の原油生産量  単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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