週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.82ドル高の57.08ドル、ブレント原油は同3.28ドル高の63.81ドルとなった。

 前週末3日は、引き続き協調減産の期間延長への期待が材料視される中、米石油リグ稼働数の減少や、株高などから強気ムードは変わらず、直近の高値を更新するとさらにテクニカルな買いにも支援されて上値を切り上げていく展開であった。

 今週に入っても勢いは続き、6日はサウジアラビアで汚職関与を理由に王族や閣僚、投資家らが拘束されたことで政情不安が生じ、原油供給への影響が意識されたことで買われ、前日高値を超えてからは一本調子の上げとなり、大幅続伸となった。

 7日は、直近の大幅続伸を踏まえやや調整が入り、イエメンからサウジアラビア首都への弾道ミサイルが発射されるなど中東の地政学リスクの高まりから高値を窺う場面もみられたが、OPECが発表した世界石油見通しで米シェールオイルの生産量が上方修正、EIAが発表した月報では米原油生産が上方修正、米石油消費量が下方修正されたことで上値を抑えられ、小幅ながらマイナスサイドに沈んだ。

 8日は、中東情勢の緊迫化に下支えされる中、EIA在庫統計において原油在庫の予想外の増加、過去最高水準の原油生産であったことに圧迫され下落した。その後、米メキシコ湾の原油施設を火事で閉鎖との報から急騰する場面があったがすぐに戻りを売られ、小幅続落となった。

 9日は、引き続きサウジアラビアの政治情勢への懸念や、米税制改革法案を巡ってドル安が進行したことに下支えされ小幅に反発となった。しかし、軟調な株式相場の影響から上値も重かった印象である。

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