米国の原油輸入が大きく減少しない理由

原油下落。米国の原油輸出量の増加などで。54.30ドル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1279.9ドル近辺で推移。

上海ゴム上昇。13795元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ344.8ドル(前日比1.6ドル縮小)、円建てで1251円(前週比2円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京プラチナ 日足 (単位:円/グラム)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の原油輸入が大きく減少しない理由」

昨日、米エネルギー省より、週間石油統計が発表されました。

さまざまなデータが収められているこの統計の中で今回注目したのは、米国の原油輸入の相手国とその輸入量です。

これらのデータについて、今年の9月ごろから変化が見られています。

以下は、サウジアラビアとイラク、それぞれの対米原油輸出量(米国にとっては輸入量)の推移です。

2か国合計で米国の原油輸入におけるシェアのおよそ20%を占めます。

データの存在が確認できた2010年6月以降、サウジアラビアからの原油輸入量は最低レベル、逆にイラクからの原油輸入量は最高レベルとなっています。

サウジアラビアからの輸入については、同国が原油の輸出を削減すると宣言したことが反映されていると思われます。

その一方で増加したのがイラクからの輸入量です。

クルド自治区の独立の是非を問う投票があった9月下旬以降、キルクーク地区からの供給が減少する可能性について報道されていた最中でも、イラクから米国への原油の輸出が拡大していたことが分かります。

サウジの輸出削減が世界屈指の石油在庫を保有する米国の在庫減少に貢献するとの見方がありますが、イラクの輸出の拡大がそれを相殺しているといえます。

引き続き両国の対米原油輸出量の推移に注目していきたいと思います。

図:米国の国別原油輸入量の推移  単位:千バレル/日量

出所:米エネルギー省のデータをもとに筆者作成

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