週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比1.06ドル高の52.57ドル、ブレント原油は同1.91ドル高の59.31ドルとなった。

 前週末20日はWTI原油が納会日ということもありポジション整理の動きから小安く推移したが、ヒーティングオイル等の石油製品の上昇や、リグ稼働数の減少が下支えとなり中盤以降は急速に切り返す動きとなった。

 先週は高値警戒感や原油在庫の増加で売られる場面も見られたものの、引き続き中東の地政学リスクが意識されていることや、OPECによる減産期間の延長への期待感から上値を伸ばす展開となり、週末にかけてはブレントベースで約2年ぶりの高値を付けた。週明けはイラク北部のパイプラインからの原油輸出量の落ち込みや、来月のOPEC総会への期待感が相場を下支えした。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は、OPECが主導する協調減産について一段と減産に前向きな姿勢を示しており、原油在庫縮小への期待感がより強まる格好となった。週半ば発表のEIA 在庫統計では、原油在庫が予想外に増加していたことや、原油生産量の増加が嫌気され反落した。ただし、ガソリン、留出油等の製品在庫が予想以上に減少しており、石油製品需要の底堅さから下値では買い支えられる展開となった。週末にかけては、サウジアラビアのムハンマド皇太子が原油需給を安定させるいかなる措置も支持すると発言したことが好感され反発。OPEC内で強い発言力を持つサウジアラビアが減産期間の延長を示唆したとの見方から一本調子での上昇となった。

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