高値圏での乱高下へ

 今後、暑さが一服して予報通り降雨があれば、7月の高値が大豆もコーンも、天候相場期の一番天井候補になる可能性があるが、一定の修正を入れた後も、8月の天気次第で2番天井を形成する動きとなろう。産地の実測を伴った8月発表の米農務省需給報告では、生産高の下方修正が予想されている。今年は低在庫水準で天候相場期入りした事もあり、8月も高温乾燥が続くなら、2番天井ではなく1番天井を作りに行く可能性もあるだろう。
いずれ、レイショニング(価格上昇に伴う需要減少)が材料視される時期が訪れようが、米農務省が発表した7月19日までのコーン週間輸出検証高は1959万8000Buで、事前予想(800万~1200万Bu)を上回っている。今年度で見れば、前年度を下回る状態となっているが、今後、需要が落ちていると言うよりも、供給が足りないため、国外輸出が減る可能性もあろう。
 天候相場特有の天井圏での値幅を伴う乱高下も予想されるが、ロシアの穀物性生産高も下方修正されており、中期的には南米産の収穫が見えてくるまでは、金融市場のパニック的な波乱がない限り、大きな修正は買い拾われる流れが続くかもしれない。いずれにしろ、異常事態の中で形成される相場は、オーバーシュート気味に動くものであり、単純な値頃感での判断は命取りとなる。値位置よりもマーケットの過熱感・チャートパターンなどを注視したい。

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