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わからない時はわかるまで考えるが、時を待つ

 トランプ次期大統領の経済政策が明瞭になっていないため、選挙戦での言動から推測するしかないのだが、マーケットは、その期待のもっとも高いところにしか焦点をあてていないのではないか。トランプ氏が大統領就任後に直面するのは、3月の「債務上限問題」だが、ねじれ状態が解消されているため、議会で可決され、債務が膨らみ続ける可能性が高まるだろう。財政赤字の増大は、ドルへの信認を弱め、ドル売り要因となる。長期的に見れば、トランプノミクスは、ドル安の種を蒔くようなものではないか。現行のドル高が輸出にマイナスであることは当然ながら理解しているだろう。

 また、12月のFOMCでは年3回の利上げが示唆され、現在、マーケットはそれを織り込む動きを見せている。逆に言えば、経済指標で経済成長を躓かせるような内容が出現すれば、年3回の利上げは困難との見方からドルが売られる可能性が高まるだろう。米金利の上昇が継続しなければ、金相場の出番となるだろう。東京金は為替とNY金の綱引きで動くが、最近の膠着状態はまさに金市場の迷いを見せている感がある。新政権発足後の100日間は、“ハネムーン期間”となることから、現状の高揚感は3月くらいまでは続きそうだ。しかし、2月に予算教書が発表され、3月に債務上限問題が到来することを考えると、酔いが醒める時期はそう遠くない可能性がある。
 
tkgweek
 

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