2011年商品市場10大ニュース

本年最後のコラムとなる今回は、「2011年商品市場10大ニュース」をピックアップしてみよう。独断と偏見での選択だが、来年に向けた戦略を練る上で役立つものになればと思います。

1位:NY金(GOLD)史上最高値更新
2位:欧州債務問題・米国債格下げ(円高要因)
3位:イラン核兵器開発疑惑
4位:農産物の低在庫率継続(世界人口70億突破)
5位:ドット・フランク法施行(投機規制・政治ファクターの強まり)
6位:コメ先物72年ぶりに上場
7位:ブレント原油・WTI原油の価格差逆転
8位:アラブの春・イラク戦争終結・ビンラディン死亡
9位:金・白金価格差逆転
10位:東日本大震災・タイ洪水

まず、10位の「東日本大震災・タイ洪水」から振り返ってみる。商品市場に与えた影響としては、東日本大震災後の部品の調達難・タイ洪水による生産の停滞などから自動車部品に使用されるゴム(タイヤ)や、プラチナ・パラジウム(排ガス触媒)などの需要減少が材料視された。
さらに原発問題は、72年ぶりに上場したコメ先物の価格予想・需給予想を不透明にした一因となった。

9位は「金・白金価格差逆転」。金(GOLD)が安全資産として史上最高値を更新する流れを見せる一方、産業需要比率の高いPGM系は上値の重い展開となり、価格差が逆転した。リーマンショックの際も、株価下落に伴い白金系貴金属の需要減少思惑から、金・白金の価格差は逆転した。今回は当時と比較すると、価格逆転の時間帯が長い。2012年は景気回復・株高となれば価格差逆転は解消されるだろうが、欧州債務問題などが世界的な株価連鎖安に繋がるような事態となれば、価格差が逆転したままの状態が続く可能性もあり得るだろう。

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