週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比0.13ドル高の93.11ドル、ブレント原油は0.23ドル安の97.75ドルとなった。

 先週末はサウジアラビアがOPEC緊急総会の可能性を否定したことや、IEAによる世界石油需要の下方修正を嫌気して反落となった。週明け15日のWTI原油は安値修正の動きにより反発するも、ブレント原油は週末発表された中国の8月鉱工業生産の悪化や、納会を控えた手仕舞い売りを受けて一時2012年7月以来の安値となる96.21ドルに到達するなど続落となった。翌16日はWTI原油、ブレント原油共に1ドル超の大幅な上昇となった。OPEC事務局長が来年の原油生産目標の削減を示唆したことや、FOMCを控えて米株式相場が過去最高値を更新したことが背景となった。また、EIAの原油在庫が減少予想であることも相場を下支える要因となり、終盤にかけても上昇する動きを見せた。しかし、翌17日から18日かけては流れが一変。17日にはEIA統計において原油在庫が予想外の大幅増加となったことを受けて反落となると、その後もFOMC声明後のドル高を嫌気して続落となった。また、ナイジェリアにおける労働者のストライキが原油供給に支障をもたらしていないことも相場の上値を押さえる要因となり、週末にかけて16日の上昇幅を打ち消す流れとなった。

 国内市況は原油相場の下落や先安観により元売り各社が仕切り価格を引き下げたことから海・陸上市況が下落。現物市場の下落を受けてガソリン期近のクラックは小幅下落となった。一方で灯油は先高感から冬場に向けた元売りの調達により買い支えられ期近は小幅上昇となった。また、ガソリン、灯油共に期近を除く限月では拡大傾向にあったクラックに修正が入り、下落となっている。

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