気象庁の3カ月予報に注目!?

 原油価格の急落を受け、OPECによる減産の動きが注目され始めている。OPEC事務局長が11月の総会で減産が示唆されるとの見解が流れると、NY原油や北海ブレントは急反発する動きをみせたものの、再び減産に懐疑的な見方が台頭し、改めて売り直されている。
 ここまでの原油相場の急落要因として、世界の石油需要見通しの下方修正に加えて、欧州や中国の景気減速による石油需要の後退懸念、さらに中東諸国の原油の輸出攻勢が挙げられる。特に中東諸国、とりわけイラクとイランの輸出攻勢が目立っている。イラクは紛争による戦費調達のため、原油の生産・輸出拡大は譲れない状況である。イランも経済の立て直しの上で輸出を拡大しており、その結果、サウジの輸出シェアが落ち込んでしまっている。そのサウジは10月から原油の販売価格の引き下げを表明しており、減産に応じる構えはみられない。もし、サウジが減産すれば、さらに輸出シェアを失うことになり、石油の輸出戦略上、独自の減産は極めて厳しい状況に立たされている。このため、減産ではなく、販売価格の引き下げを決定したとみられる。
 ブレントの100ドル割れに対するOPECの警戒は仕方ないところであるが、世界的な石油需要の弱気な見通しが相次ぐ中、世界的な需要期を前にして、さらなる原油相場の下値探りの動きは続くとみる。ある意味、11月のOPEC総会まで減産は厳しいということで、それまでは下値余地は残されているともいえる。

北海ブレンド200日移動平均線

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