ファンド資金引き揚げに下げ必至のNY白金

 NY白金の下げに拍車がかかっており、下値のみえない商状に陥っている。昨年9月もほぼ一本調子の下げをみせ、9月初めから9月末にかけての下落幅は約140ドルで、10月に入っても約50ドルの下げをみせていた。
 現在のNY白金期近は10月限であるが、9月中にファンドの整理商いが必要となるため、その整理商いによる下げが今年も表面化しているということになる。その前の期近限月は7月限で、7月に入って現在の期近10月限にファンド資金がシフトして1520ドル台まで推移を切り上げる動きをみせていた。欧州の自動車販売好調やインドでの触媒需要増を期待しての上昇で、その当時、ロイター通信が集計したアナリスト予想でも年末には1700ドルを試すとの見方となっており。ストライキの影響もあって買われ易い環境にあったとみられる。
 しかしながら、欧州のデフレ懸念が払しょくされず、先日のECB理事会では追加利下げを決定するなど、欧州での自動車生産に対する厳しい見方も高まっている。欧州に次いで自動車触媒需要が多い日本は新車販売が2カ月連続で前年割れをみせており、消費増税が影響とされる。販売回復は厳しいとみられ、白金の触媒需要の後退は避けられない情勢になっている。宝飾品需要として中国のウエイトが高いが、景気減速懸念もあり、こちらも伸び悩みが懸念されている。

NY白金週足

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