週刊石油展望

《海外原油市況》
19日週のWTI原油は前週比4.70ドル高、ブレント原油は同3.43ドル高であった。
 前週末は目新しい支援材料もなく、欧州情勢の長期化懸念などから上値が抑えられ、一時92ドル台まで売られるなど弱含みの展開であった。19日に北朝鮮の金正日総書記の死去が伝わると朝鮮情勢の不透明感の高まりからリスク回避の動きでドル高が進行し、原油も一時売られる場面が見られた。しかし、売り一巡後はユーロ高などに支えられ値を戻した。また、イランに対する欧米の制裁措置が強化される中、カザフスタンの石油都市で暴動が勃発するなど新たな地政学的リスクの台頭や、これに伴う原油供給ひっ迫懸念などが下支え要因となり堅調な動きであった。20日は、欧米の良好な経済指標やスペイン国債の入札が好調であったたことが好感され97.45ドルまで上昇した。加えて、同日発表されたAPI統計で原油と製品在庫ともに大幅な減少(原油在庫:457万バレル減少)となったことで需給の改善期待感が膨らんだ。そんな中、翌21日のEIA統計では記録的な原油在庫の減少(原油在庫:1057万バレル減少)が示されると、一時99.25ドルまで急伸した。その後も99ドルを挟んでの動きとなり高値圏での推移である。

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