豊作に売りありのトウモロコシ、一段安避けられず

 11日の米農務省による第2回生産高予想を前にしてシカゴトウモロコシは豊作観測から再び急落を演じている。
 3日シカゴ取引後に発表されたFCストーンの生産高事前予想は145億9500万ブッシェル(イールドは174.1ブッシェル)で、同社の前月予想の144億5500万ブッシェル(同172.4ブッシェル)を大幅に上回っている。米農務省の8月の生産高予想は140億3200万ブッシェル(同167.4ブッシェル)と大きくかい離した数字となっている。
 市場では8月の米農務省発表がかなり控え目な数字であり、市場の事前予想平均である142億5300万ブッシェルを大きく下回った経緯から、今回、アナリストの事前予想も控え目になるとの見方が一般的であった。その状況下でのFCストーンの極めて弱い数字発表はまさにサプライズと評価され、米農務省の9月の生産高予想の大幅な上方修正観測が広がり、シカゴトウモロコシの急落につながっている。
 アレンダールの生産高予想は144億0900万ブッシェル(同171.9ブッシェル)で、これも売り材料と評価されていた。
 ところで、米国ばかりではなく、世界ベースでのトウモロコシの供給過剰が深刻化している。8月の需給報告によると、中国の2014年度の在庫は8036万トンで、市場では実際には1億トン近くあるとの観測もなされている。2013年度の7746万トン、2012年度の6757万トン、2011年度の5934万トンなど、着実に在庫は積み増しされており、現在の水準は供給過多とみられている。

シカゴコーン月足

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