上海ゴムの順ザヤ幅はキロ当たり30円 東京市場も納会に向けサヤ滑りか

 東京ゴムは全般に弱含み、ジリ貧相場を余儀なくされている。円安にも極めて鈍感であり、一時のような反発力は失われている。注目の東京ゴム8月限納会は予想以上に健闘し、価格は188円50銭、受け渡しは967枚に達した。渡方の主力はタイ筋といわれ、一方の受方はタイ筋、商社が中心だったという。

 さて、次の納会は9月24日(水)の9月限となるが、これまでと大きく異なるのは再三指摘している通り、1年間の供用期限切れ玉が9月から順次品渡しされる見込みだ。これまで東商取(東京商品取引所)に再検査の申請があったのは1,697枚(8,485トン)に達し、これが9月から12月までに期限切れを迎えるとされる。これらの再検物は、もともと、タイ筋が昨年12月から今年4月までにざっと3,500枚(1万7,500トン)を東京市場で現受けしたものという。

 つまり、そのうちの半分弱がすでに再検査を受けたことになるが、しかし、あと半分が残っている。5月限以降に商社が現受けしたものの、中国への売却などを考慮しても、今後、東商取にまとまった再検査申請が出されるものと思われる。商社が納会で現受けしたものが、東商取に再検査申請されれば、これは、その現物が実需に流れず、再度、先物市場に還流される性格のものと見て良いだろう。その意味で、これからどれほどの再検査申請が出るか注意深く見る必要がある。

 さて、9月限の取組高は8月29日現在で2,930枚あるが、受け渡しを仮に1,000~1,200枚としても、かなりの玉を整理する必要がある。予定される渡方の顔ぶれはタイ筋が2社、このほか、商社が渡方に回ると、必然的に渡物は増える。とにかく、8月限まで現受けしていたタイ筋が9月限から渡方に転じると市場で噂されているのに対して、『供用期限切れの現物がまとまって渡されるのに、それを誰が受けるのか』(市場関係者)を重視すると、あとは価格を下げて受け手を探すしかあるまい。

 1年間の供用期限切れがまとまって品渡しされた時、どのような納会になるか、注意深く見る必要がある。その内容によって、10月限以降が読めるようになるはずだ。

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