夏枯れ相場から波乱の秋相場へ

 ドル円は、7月30日高値(20日間高値)を上抜き、タートル系のトレンドフォロー型システムの買いが入り、上げ加速となっている。7月末~8月上旬にかけては一目均衡表の雲の薄い時間帯で、雲の支持線としても抵抗線としても信頼性が落ちる時間帯であったが、200日移動平均線を挟んでのアップダウンを繰り返し、変化の起こりやすい雲のねじれも相次いだことで上下に荒い、かつ、ダマシとなる値動きであった。8月8日に200日移動平均線や、雲の下限を割り込んで下げ加速となったドル円だが、長い下ヒゲ安値で値を戻してからの上昇トレンド形成である。遅行線の好転に続き、基準線と転換線も好転し、一目均衡表では三役好転となった。
イエレンFRB議長がワイオミング州ジャクソンホールで行った講演は、20日に発表されたFOMC議事録(7/29~30開催分)に記された当局者の認識を踏襲する内容であったが、市場はハト派色の薄い内容と受け止めた。労働市場に根強い緩み(スラック)が存在するものの、労働市場の回復速度が速まれば利上げ時期も前倒しとなる可能性があると述べたことで、議長講演後の米金利上昇を背景に全般的なドル高が進んでいる。4月4日高値水準を維持できるか否かがテクニカル面からの焦点。同水準が支持線に変化するのか、それとも抵抗線として機能するのかに注目したい。
ドル円と逆相関のNY金は、依然としてレンジ内の動きを継続しており、ドル円の上放れがダマシになる可能性もあり、メイントレンド発生は、ダブルチェックでの確認を行いたい。

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