再検物の荷圧迫が期近を直撃

東京ゴム先限は下値警戒から反発したものの、その反発力は乏しい。7月31日の213円90銭から8月18日の195円まで約19円下げたのだから、仮に下げ幅の半値戻りなら205円、3分の1戻りであれば208円弱となる。半値戻り以上を演じると相場の流れに変化が出るものの、ただ、210円に向かって上昇すると、タイから新たな荷を呼びかねない。

 というのも、8月後半に新規の検品申請が100枚(500トン)東商取に出されたが、これは明らかに新たな荷が産地から入着した裏付けであり、『大量の在庫が処分出来ないのに、新たな荷を呼ぶとは驚いた』(市場関係者)で、そう簡単に高値を出しにくいのが実態といえる。

 東商取の生ゴム指定倉庫在庫は8月10日現在で1万5,676トンと、ピーク時の2万0,439トン(5月20日)から比べると4,763トン減少した。この減少は中国向け、あるいは実需向けに売却されたものと思われるが、それにしても、まだ、在庫規模としては多過ぎる。

 昨年4月30日に1万4,079トンまで在庫が急増した時、東京ゴム先限は5月13日の299円から6月25日の225円まで下落した経緯がある。

 今回は2万トンの在庫が1万5,000トン台まで減ったとはいえ、昨年4月の在庫1万4,000トンを上回っている現状を見ると、スンナリ相場が上昇するとは思えない。引き続き、東京ゴムはその圧迫から抜け出せないと見るべきだろう。

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