天候リスクの台頭で先高期待強まるトウモロコシ

 南米のトウモロコシ生産地であるブラジル・アルゼンチンでの乾燥した天気が好感され、シカゴトウモロコシは大きく切り返す動きをみせている。注目はファンド筋の動きであり、連日積極的な買いを仕掛けているが、19日から21日の3営業日だけで2万7000枚も買い越したと推測され、そのためか、テクニカル指標であるパラボリックも陽転し、ボリンジャーバンドも縮小から拡大の動きをみせ、先高期待を抱かせる状況となっている。
 アルゼンチンとブラジル南部での乾燥した天気は12月に入ってから表面化していたが、それまでは欧州産トウモロコシの輸出攻勢のため、市場の関心は乏しかった。それが、大豆市場での急伸をキッカケにしてトウモロコシ市場でも関心を招く状況となっている。
 乾燥した天気に見舞われているブラジル南部はトウモロコシの主産地であり、大豆の主産地であるブラジル中南部のマトグロッソでは適度な雨が続いている。従って、現在の乾燥した天気の影響はトウモロコシの方が大きな影響を受ける可能性を秘めている。また、アルゼンチンは米国に次ぐトウモロコシ輸出国でもある。
 また、南米でのトウモロコシの受粉は1月半ばからスタートするが、大豆の開花は2月からで、より天候リスクにさらされるとして、シカゴ市場ではトウモロコシ買い・大豆売りのスプレッドの動きも拡大している。
 こうしたファンダメンタルズ要因・テクニカル要因を背景にして、さらにファンド資金が集まる可能性を秘めているのはシカゴトウモロコシ市場でもある。

シカゴコーンパラボリック

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