8月12日までの週のファンドの動き

8月12日までの週のファンドの建て玉の動きを見てみると
① 取組高が増加している銘柄は、パラジウムとヒーティングオイル、砂糖、円、ドルが4週続けて増加、2年物米国債は5週続けて増加している。ただ、これだけでは買いが増えているのか売りが増えているのかはわからない。
② ネット買い残を見ると、買いが増えている銘柄は少ない。12日の週単独では米国債が短期から長期まで大幅に買われている。そのため金利が低下した。
③ 商品で買われたものは、12日の週だけで言えば金が3万2千枚の大幅買い増し、ただ、その前2週間がほぼ同じだけ売り込まれているので、元に戻っただけということである。12日時点の金のネット買い残は、16万5960枚である(オプションを含む)。
④ パラジウムは前週▲3527枚売られたが、12日の週は+1150枚再び買われている。一方プラチナは+546枚買われたが、その前に4週連続で売られており、建て玉も減少している。
⑤ 原油は7週連続で売り込まれている。12日のネット買い残は32,万8236枚で、6月24日の47万9739枚から▲15万枚以上減少している。
⑥ 大幅に売り込まれているのは砂糖で、7週連続の売りで、19万枚あったネット買い残は1万8352枚にしぼんでいる。
⑦ 6月に24万枚あったトウモロコシのネット買い残は12万6751枚に減少している。
⑧ 大豆も2603枚というわずかなネット買い残である。ただ、その前の週まで4週連続でネット売り残だったものが、買いに転じている。
 先週この欄で大豆を推奨したが間違いだった。USDAは8月の需給報告で、果敢にもそれまで無かった「その他」の需要がマイナスになるというわけのわからない調整項目を2ヶ月連続で使って旧穀の期末在庫量を据え置いた。よく考えれば昨年も同じ手を使われた。中国の旺盛な買い等で在庫は非常に少なくなっていると思われるが、統計上はまだあることになっている。それが統計上正しく修正されるのは、9月末の四半期在庫であるので、それまでに旧穀相場は急騰しておしまいとなり、豊作の新穀相場に流れ行くというシナリオであろう。日本の東京一般大豆は値が飛んでいるので、成り行き注文だと大きくスリッページが出てしまう。君子危うきに近寄らず。そうなると現状の相場では買うものも売るものも見当たらない。夏休みで、価格は余り動かないという時期であろう。

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