ゴム樹伐採の一方で備蓄ゴム放出!?

 東京ゴム先限は7月末に213円90銭まで切り返したが、6月26日の220円を奪回出来なかった。その後は地合が弱まり200円前半に水準を下げており、これで先週7日の202円30銭を下回ると足取りが悪くなる。それをさせじと強気筋が防戦買いに出て200円台を維持している格好だが、人為的な買い支えはあとになって反動安の恐れもある。

 さて、今週は13日からお盆の入りで、商品業界も商い閑散の時期に移行する。これがプラスに作用するかマイナス作用するか判らないが、現在の頭重いゴム相場にはマイナスに働く可能性もある。また、タイでは11日と12日が休みであり、一層手掛かり難になるかも知れない。

 こうしたなかで、気になるニュースがある。それは、先週のロイター電でタイ政府がゴム価格を引き上げる狙いで、『ゴム樹の年間伐採量を当初計画していた25万ライから35万ライに拡大することを目標にしている』と伝えた点だ。

 しかし、その一方でタイ産地から、『タイ農務省のゴム政策会議で21万6,000トンの政府備蓄ゴム在庫を放出すべき方向で決定した』とのニュースが流れた。

 要するに、ゴム樹を伐採した農家に0.16ヘクタール当たり2万1,000バーツ(従来は1万6,000バーツ)に増額して支給すべく財源確保のために、在庫を放出するということかも知れない。

 在庫を放出するにしても、グレード別の内訳をもさることながら、在庫がどれほどの年数を経過しているのか、確かに22万トンの在庫が確保されているかなどの調査が必要であり、実際に在庫を放出するまでには、それなりの時間がかかろう。

 一部に、『7大輸出業者が近く会議を開く』との情報もあり、その行方から目が離せない。

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