週刊石油展望

 7月25日のWTI原油はユーロ安ドル高の進行を受けて上値が抑えらたことから横ばいとなる一方で、ブレント原油は欧米によるロシアへの制裁強化観測により、1ドル超の大幅な上昇となった。しかし、週明けから週末にかけては流れが一転した。週明け28日はウクライナや中東情勢の混乱が原油供給不安を引き起こさないとの見方や、ガソリン需要の低下懸念による製品安に連動して反落すると、翌29日は米製油所の稼働停止によるクッシング原油在庫のだぶつき懸念によってWTI原油を中心に続落となった。翌30日は米GDP速報値を受けたユーロ安ドル高の進行により原油の上値が抑えられる中、EIA統計においてガソリン、灯油等の製品在庫の一段の増加が確認され、製品需要の後退懸念に押される展開となった。更に週末にかけては、アルゼンチンのデフォルト懸念を受けたNYダウの大幅安、米製油所の稼働再開見通しの後退を嫌気してWTI原油を中心に軟調となると、その後は200日移動平均線を割り込んだことによるテクニカル売りが下落を加速させ、NY原油は2ドル超の大幅な下落となった。

 国内市場では先週に引き続き原油市況の下落を受けてガソリン、灯油のクラックが縮小した。また、陸上市況の下落と共に当限の下落が目立つ格好となったが、期先限月への乗り換えがみられたことから先限は買い支えられる傾向にあった。現物市場では一部元売りによる買いが継続したことから買い支えられる形となった。

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