割高な東京石油市場の調整安はこれから!?

 ここにきてのNY原油の急落が際立っている。NY石油製品や北海ブレントの急落に追随してNY原油も売り込まれていたが、それでも下落率は限定的で、下げ渋りをみせていた。それがここにきて急落し、下げをリードしている。
 米カンザス州コフィービルのCVRファイニング製油所での火災で、同製油所の稼働が29日から停止している。同社によると、今後4週間の稼働停止が続くとされる。認証在庫であるオクラホマ州クッシングに近く、NY原油の大口需要家でもあり、今後、クッシング在庫が急増するとみられ、NY原油の大きな圧迫要因になっている。
 また、欧州の景気に対する不安も再燃し、NYダウが急落している。ECBは実質的なマイナス金利を設定しているが、デフレ状態から脱出することはできずにいる。マレーシア旅客機の撃墜で、欧米とロシアの緊張が高まる中、欧州経済への悪影響も警戒され、北海ブレントの下押し要因になっている。
 NYガソリン・ヒーティングオイル、北海ブレントともチャート上での重要な節目である200日移動平均線を大きく下回っており、北海ブレントは今季の重要な下値支持になっていた経緯もあるだけに、連日の急落で、この200日移動平均線が今後、上値抵抗線になるとみる。一方でNY原油はその200日移動平均線には至っておらず、目先的には200日移動平均線のある97ドルを目指すと考えられる。

NY原油9月200日移動

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