7月のファンドの動き

 ファンドの動きから世界の資金の流れを見ると、米国商品先物取引委員会(CFTC)が公表した7月22日までの週のファンドのネット買いは、金が前週を除いて5週買われている。7月22日の週は+6,523枚増であり、ネット買い残は16万6,696枚となっている(オプションも含む)。16万枚以上が6月24日の週から続いているところを見ると、米国株価にそろそろ天井感が出て金にも資金が入りつつあるように見える。逆に言えば、一時的には売り閉じられる可能性も高まりつつある。NY銀も同様な動きで5万1,006枚の残があり、7月になってからはそれほど変わっていない。プラチナは4万8,971枚の残がある。3月4日以来4万枚台を保っている。パラジウムは2万4,070枚であるが、プラチナ同様3月4日以来2万枚台を保っている。銅は1月28日からずっと売り越しであったが、7月8日以降3週連続で買い越しに転換した。
 
 原油は4週連続で売られている。6月24日には過去最大の47万9,739枚あったネット買い残は7月22日には39万38枚まで減少。ガソリンはネット買い残ではあるが、一時の6万3千枚から4万9,050枚まで減少している。天然ガスはネット売り残が14万5,902枚まで積み上がっている。
 
 トウモロコシと大豆はほぼ売られ続けている。トウモロコシは5月13日以来1週を除いて9週間売られ続け、34万枚あったネット買い残は13万2,375枚まで減少している。大豆も同じで、6月3日から8週連続で売られ、14万枚あったネット買い残は▲1万4,056枚のネット売り残に転換している。小麦も▲4万5,117枚のネット売り残である。大量に買われていた砂糖は19万枚が7万2,758枚まで減少している。コーヒーは4万枚弱の買い残が横ばいとなっている。
 
 以上が主な商品に対するファンドの動きであり、整理すると、貴金属は買われ、買いは積み上がっている。原油も買われているがネット買い残は減少しており、穀物はネット買い残が減少するかネット売り残にまで売られ続けている。商品全般では6月24日115万枚あったネット買い残が1カ月後79万枚まで減少している。
 
 一方金融商品では、ユーロは5月以降ネット売り残が膨らんでおり、▲9万枚となっている。同様に円も2012年10月末以来ネット売り残となっており、最近は▲6万枚台を上下している。ドルは買われており、1万8,677枚のネット買い残。S&P500や日経平均株価も買われているが、その残高はそれぞれ1,110枚、5,638枚と少なくなっている。米国再は2年物がネット売り残で、5年物、10年物、15年物、長期国債がネット買い残となっている。この2週間では5年物と10年物が買われて2年物が売られている。
 
 買い÷売りの比率で最も大きいのはプラチナの808%、次いで原油の576%、銀の491%、コーヒーの485%、パラジウムの478%、金の463%、銅の206%、となる。金融商品ではドル廼182%、長期米国債の151%、日経平均株価廼136%が多い方である。

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