ゴムは強弱どちらに軍配があがるか

 東京ゴム先限は7月15日の196円20銭から18日の206円90銭まで11円弱反発した。この反発は6月26日の220円から7月15日の196円20銭、下げ幅23円80銭に対して、その半値近い戻りとなる。これが下げ幅の半値戻り以上、つまり、210円を突破する展開になれば弱気筋の手仕舞を誘い、220円が視野に入らないとも限らない。

 ただ、18日の反発力が限定的にとどまったことは、力関係が弱気主導にあることを物語っている。また、仮に先限が220円をつけるようなことがあれば、タイから新たな現物を呼び出すことになりかねない。

 とすると、仮に強気筋の買い進みで210円まで切り返したとしても、220円に到達するのはかなり難しいといわざるを得ない。

 さて、超目先のポイントは25日(金)の当限納会がどうなるか。6月限納会では大手商社や中堅商社の受け腰が強く、206円10銭で納会したが、今月は事情が違う。強気に転じたタイの輸出業者は先月と同様にまとまった現受けに出ようが、常連の中堅商社の受けを考慮しても500枚、多くて600枚ほどにとどまると予想される。

 もちろん、渡物に不足するようなことはなく、だから当限が190円そこそこにとどまり、6月限納会値206円10銭を大幅に下回る水準にあるわけだ。恐らく、7月限納会がキッカケになって上昇力を強めるような内容にはならないと思われる。

 また、もっとも懸念されるのは前週も述べたことだが、9月限以降に1年間の供用期限が切れる現物が多くなること。先に941枚の再検査申請が東京商品取引所に出されたが、先週には別のメンバーから112枚の再検査申請が出ている。8月もやはりまとまった再検査申請が出るとい話もあり、その数量が多くなるほどに納会で現物を受ける向きにとっては、『供用期限切れの現物が渡されるのではないか』との不安を強める。

 とにかく、1万9,000トンからある東京商品取引所の在庫の多くが供用期限切れ問題を抱え、それが、恐らく来年の1月まで続くことを考慮すると、この相場はそう簡単に底を打つことは出来ない。

 ところで、上海ゴムの中心限月は間もなく、1月限に移行する。18日の終値は9月限のトン当たり1万4,170元に対して、2015年1月限は1万5,445元で、1,275元の上ザヤを走っている。9月限の1万4,170元を日本円に換算すると、1元=16円34銭だから23万1,540円(キロ当たり231円54銭)、1月限の1万5,445元は25万2,370円(同252円40銭)で、双方の順ザヤ幅はキロ当たり20 円強もある。

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