テクニカル面で戻り賛成の海外原油

 イスラエル軍によるガザ地区への地上戦が開始されたことをキッカケにしてWTIや北海ブレントは一段と急伸している。ウクライナ東部でのマレーシア旅客機の撃墜を材料にして一時上伸していたが、イスラエル軍の侵攻で上げに拍車をかけている。
 それまでのイスラエルによる空爆に対する石油市場の反応は鈍かったものの、出直りをみせつつある市場のムードもあり、戻り賛成の中での大幅上伸といえる。
 さて、WTI期近9月限は100日移動平均線、北海ブレント期近9月限は200日移動平均線をそれぞれ下値にしての切り返しをみせており、長期的な上昇トレンドは維持されることとなった。特に、北海ブレントの200日移動平均線を維持する動き注目される。今季はその200日移動平均線が強力な下値支持となっており、その後、少なくとも4-5ドルの切り返しをみせている。今回は下ヒゲの長いチャートも形成するなど、目先の上昇は避けられず、200日移動平均線からの戻りとして、少なくとも110ドル前後が期待される。
 北海ブレントを取り巻くファンダメンタルズ面では、イラク南部の高水準の原油輸出に変わりはないが、リビアの原油生産回復は進展しているものの、積み出し港でのトラブルが相次いでおり、まだ供給不安が完全に払しょくされたわけではない。さて、イスラエル軍の侵攻であるが、ハマスが占拠する地域のインフラを破壊し、高性能のロケット弾の発射などができないようにする狙いがあり、短期的に侵攻は終結すると推測される。
 従って、テクニカル面での戻り一巡後は、不需要期でもあり、また売り直されるとみる。

NY原油100日移動

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