シカゴトウモロコシは逆ザヤ解消へ

 週末に東京トウモロコシ市場では新穀1月限が発会している。来春に作付され、来秋に収穫される米国産トウモロコシが対象となる。米国の生産者は、今度作付するトウモロコシや大豆などの面積や数量をある程度決定し、年末にかけて種の仕入れなどを実施するが、それでも作付前や作付期の天候次第でそれも流動的となる。特に2月の天気が3月末に発表される意向面積に影響を与えるため、注目されるところである。
 さて、シカゴは新旧のサヤが逆ザヤとなっている。終値ベースで期近3月限は15日現在、5.79ドルだが、新穀12月限は5.4325ドルで、約25セントの下ザヤとなっている。米国産トウモロコシの輸出は長期的に低迷とみられている。また、エタノールに対する補助金支給が年末で期限切れを迎えることから、年明け以降のエタノール生産の急減に伴う需要低迷もあり、逆ザヤが形成されているとみられる。
 しかしながら、ここにきてアルゼンチンの乾燥天気のリスクが台頭している。12月に入って乾燥した天気が継続しており、作柄へのダメージも危惧され、作付遅れも深刻化しつつある。ただし、欧州産との競合にさらされている現在の米国産トウモロコシにとってまだアルゼンチンの天候に対する関心は薄く、期近限月の圧迫要因にもなっている。それでもアルゼンチンの天候は将来的な供給不足につながることになるため、期先限月のサヤを買う動きになるとみられる。つまり、強気スプレッド(期近買い・期先売り)の解消であり、今後、シカゴの逆ザヤが修正する方向に向かうと考えられる。

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