鬼より怖いサヤ滑り相場到来へ 今後は期近が値崩れする恐れ大

 東京ゴムは当限が一時190円割れ、先限も200円台を割り込んだが、その後、下値警戒から反発した。といっても、一時ほどの反発力は無く、戻ると売られる展開は変わりない。

 相場を見るうえでは、上海ゴムやシンガポールゴム、あるいはタイの日本向けオファーからも目を離せないが、その上海ゴム9月限はトン当たり1万4,000元の攻防戦ながら、どちらかといえば、5月16日の1万3,635元を下回りかねない足取りになっている。

 シンガポールRSS3号にしても、先週10日はキロ当たり197.50セントまで下げ、6月4日の197.20セントに急接近、同日のTSR20も165.40セントと、RSS3号よりも32セントほど割安を走っているところを見ると、天然ゴムの供給が潤沢であることを示している。

 そうしたなかで、当面は海外市場よりも国内市場の材料が最優先されると見るべきである。先週も述べたことだが、6月末現在の東商取生ゴム指定倉庫在庫が1万9,000トンあり、その70%以上が複数のタイ輸出業者あるいは、商社の手にあって、その多くが東京ゴム先物市場に還流される恐れが極めて大きい点は無視出来ない。

 加えて、今後の相場を下落させるだろう、1年の供用期限切れ現物が大量に存在しており、これが9月限以降に還流される見通しにある。先週、東京商品取引所に941枚の再検査申請があったことは、先物市場への還流を意味するが、仮にその多くに期限切れ現物が含まれているとしたら、それを誰が納会で受けるだろうか。

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