NY金、7月前半と後半で地合いに変化も

 NY金は10日、ポルトガルのエスビリト・サント銀行のデフォルト懸念の台頭、インドの金の輸入関税据え置きによる輸入増観測を背景にして一時1346.8ドルまで急伸し、1350ドルにあと一歩と迫っている。
 ポルトガルの金融不安がかつてのように欧州の金融不安につながることも警戒され、欧米の株価の急落をもたらしたが、その後、その影響は限定的とされ、NY金も上げ幅を縮小している。
 インドの新政権による輸入関税引き下げが期待され、輸入業者も金の輸入を見送っていました。市場では現行の10%から6%に引き下げられるとみていたが、政府の据え置き決定をキッカケに、インドでの金のプレミアムも急上昇している。今後、買い付けを見送った分の手当てに動くと予想され、NY金の支援材料になっていた。
 ところで、NY金市場でのファンドのネットロングは1日現在、14万6025枚で、一ヶ月前の5万9151枚から急増している。じつに2013年1月以来の高水準であり、ファンドの強気スタンスを背景に上昇する素地はできていたが、上記の材料が上伸に弾みを付けたと考えられる。
 7月に入っての強気の米雇用データでも一時的な売り材料にしかならず、突っ込み買いを繰り返していたNY金は、米FOMC議事録でも早期利上げ観測に対する具体的な言及もなく、市場では早期利上げ観測が大きく後退したといえる状況にある。

NY金週足50・100

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