世界最大の天然ゴム需要国中国のデータは信憑性に欠ける

国際ゴム研究グループのデータから世界の天然ゴム消費量をグラフで見ると、日本や米国の天然ゴム需要が横ばいなのに対し、中国の需要が急激に拡大している様子がわかる。2014年の推定消費量は中国が439万トンに対し、米国は95万トン、日本は73万トンで、中国は米国の4.6倍、日本の6倍の需要があるという。その中国での統計数字はかなり信憑性に欠けるものがある。たとえば天然ゴムの輸入通関数量であるが、中国の輸入関税は天然ゴムは20%であるのに対し、Rubber Compoundは無税である。Rubber Compoundをインターネットで検索すると信越化学や東レの製品としてシリコーンラバー等多くの種類が記載されている。一般的には40%以上天然ゴムが使われているものを複合ゴムと言うが、中国に輸入されているRubber Compoundは大半が天然ゴムそのものであるらしい。税関は書類を受け取ると、数量証明書等がついていれば、申告者の言うことをほとんど鵜呑みにする。現物を見る暇等ないからだ。どこの国でも申告書は正しく記載されていることを前提とする。中国の複合ゴムの輸入量は2009年の28万トンから2012年には133万トン、2013年は154万トンに達しているという。2013年の中国の天然ゴム輸入量は247万トンであるが、それ以外にもこの複合ゴムと名前のついた天然ゴムの輸入もあるかもしれない。また、先週も書いたが、青島の天然ゴム在庫は、架空在庫があり徐々に在庫量は下方修正されている。確定値は報告されていないが、天然ゴムと合成ゴム併せて32万7千トンあったものが、半分の15万トンほどになる見込み。

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