週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比0.97ドル安の105.61ドル、ブレント原油は前週比2.02ドル安の112.98ドルとなった。

 前週末20日はイラクの反政府勢力が北部の都市にある空港を掌握するなどイラク情勢の緊迫化をうけてNY原油が昨年9月19日以来の水準となる107.26ドルへ上昇したが、一方でブレント原油は対WTI原油における鞘取引や高値修正の動きによる売りが先行したことから小幅安となった。週明けは引き続きイラク情勢が懸念されるも、原油供給への影響は及ぼさないとの見方から利食い売りが先行。WTI原油、ブレント原油共に押される展開となった。翌24日のWTIは小幅続落となった。複数の米経済指標の改善やEIA原油在庫の減少予想を背景に序盤は堅調に推移するものの、イラクの南部では紛争の影響が少なく、原油生産が高水準にあるとの報から戻り売りの流れとなり、マイナスサイドに転じた。翌25日は米政権が未精製の米国産石油の輸出を認可する方針との報から米国内の原油需給引き締まり観測の進行を受けてNY原油はプラスサイドまで切り返したものの、週末にかけては米GDP確定値や米耐久財受注等の米経済指標の悪化、EIA原油在庫、石油製品在庫の予想外の積み増しを嫌気してNY原油、ブレント原油は軟調に推移した。また、一週間を通してブレント原油の下落幅が拡大したことから対NY原油におけるブレント原油の上鞘が修正される形となった。

国内市場は原油市況の下落を受けてガソリン、灯油共に軟調となった。しかし、ガソリンクラックは納会前の元売りによる限受け見合いの買いにより期近が上昇したことから手前3本は小幅に拡大した。また、灯油の期近クラックは元売りによる仕切り価格の上昇を受けて現物市況が底堅く推移したことから+670円の拡大となった。

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