キャッシュ!キャッシュ!キャッシュ!!

 NY金が三角保合いを下放れ、大幅続落となっている。昨晩は、テクニカル的な下値支持線であった200日移動平均線や心理的節目1600ドルを割り込み投げ売りがでた状態。9月の急落時以来の1560ドル台だ。

 急落の背景は、まず、欧州債務危機による信用収縮に伴うキャッシュ化のための換金売り。格下げが噂されている欧州系銀行中心に、手持ちの金現物をリース市場で貸し出し、ドルを調達する動きも見られている。例年、年末はドルの需給が引き締まる時間帯だが、今年は欧州債務危機によるユーロ売りドル買いが、この動きに拍車をかけている。足もとの米マクロ経済指標も好調なものが相次いでいる。先週のEU首脳会議では、IMFへの融資による新たな資金網、欧州安定メカニズム(EMS)の稼動前倒しで合意。欧州の安全網が1兆ユーロを上回ったことをはやして一時的に米国株急伸の場面も見られたが、量的緩和(国債買い入れ)まで踏み込めなかったことから、欧州財政不安を払拭するには至らず。S&Pなど格付け機関によるユーロ圏ソブリン格下げ動向も嫌気され、対主要通貨でのユーロ売りが進んでいる。円もドルも買われる中、ドル円の動きは小動きであるものの、対ユーロでのドル高が、金(GOLD)を含む商品市場の上値を抑えている。
 国際通貨基金(IMF)やジョンポールソンのヘッジファンドによる金売却の噂も心理的な売り要因として囃されている。

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