需要構造の似ているプラチナの上昇に対しゴム相場は今後も連動するのか?

先週末の6月6日に上昇に転じた東京ゴム相場は、週をまたいだ9日、10日も続伸し、更に11日も3円ほど上昇する展開となった。特に11日は、東京プラチナが急伸したことが心理的な援護射撃となり連想買いが膨らんだ。需要構造が似ているプラチナが今後も堅調に推移した場合、ゴム相場が連動して上昇する動きとなる可能性があるため、ゴム自身の市場環境だけでなくプラチナ市場を取り巻く環境と相場動向にも関心を寄せる必要がありそうだ。

参考までに、プラチナ市場で今起こっているとは未曾有の供給不安である。プラチナの最大生産国は南アフリカであるが、この南アで鉱山ストが今年1月に起こり、その後5カ月が経過した現在もなおストが続いている。一時は、そろそろ労使交渉が決着してストが解除されるのではないかとの希望的な観測が広がったが、6月に入ってから南アのスト絡みの情勢は、これまで以上に深刻な事態となっている。

10日付けのブルームバーグの記事が伝えるところでは、現在南アで続いている鉱山ストは20週間も続いており、南ア政府が調停に入っているにもかかわらず鉱山会社と労働組合の話し合いはまたも物別れに終わったという。鉱山ストの渦中にある鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)が強気な賃上げを要求して折れない状況が続いている模様。プラチナ鉱山の労働者の一人当りの今の給料は月平均5000~6000ラント(約5~6万円)だが、それを2倍の1万2500ランド(約12万円)に賃上げせよというのだからかなり無理な要求を出していることは明白で、当分の間も決着することは難しいと見受けられる状況である。

このように、南アの鉱山スト問題で上昇しているプラチナ相場は、今後も更に高値追いとなる可能性があり、11日までの上昇で一時4900円台まで上昇した東京プラチナ先限は、今後5000円の心理的な壁を通過点としてなお上値追いとなる公算が強い。

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