ゴムレポート

6月9日インド気象庁はエルニーニョのインドの気候に対する影響について、6月~9月の雨量は過去50年間平均の890ミリに比べて93%に減少すると述べている。これは4月の予想よりも▲5%少なくなっている。もっと雨量の多い7月は過去50年平均の93%で、8月は96%だという。インドの農業大臣は、今年の食物価格は上がる可能性が高いという。既にインドの消費者物価指数は、4月に前年比8.59%上昇した。インドのモンスーン気候で雨が降らなければ砂糖価格は上昇するだろう。これはインドの話であり、ゴム農園が点在するタイ、インドネシア、マレイシア、ベトナム、ラオスの天候がどうなるかは不明であるが、エルニーニョの影響を受けることは間違いないだろう。タイの軍事政権は22万トンのゴム在庫を市場に売却することの延期を決定した。国内のゴム消費の活性化と価格の改善を優先すると軍事政権の農業担当大臣は述べている。正式には来週National Council for Peace and Order(タイの軍事政権)の承認を経て決定されるという。ただ、現在の世界的にゴムの価格が低迷している主な原因は需給ギャップにあり、生産量を減らすか、消費が伸びるかしかない。生産量はベトナムではゴムの樹を切り倒し、他の農産物の生産に転換している農家が出始めているというが、その効果が表れるのは先のことであろう。どれだけの生産減少となるかが注目されるが、零細農園が多い場合は、簡単に作物の転換を図ることはできないだろう。一方需要は自動車の売れ行きは世界的に回復している。車が生産されれば予備を含めて5本のタイヤが必要であり、タイヤ需要はゴム需要の8割を占める(日本ゴム工業会資料による2012年のゴム需要)。タイヤの需要は決して悪くはない。

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