週刊石油展望

 今週のWTI原油は前週比0.88ドル安の102.55ドル、ブレント原油は前週比1.22ドル安の108.89ドルとなった。

 前週末5月30日の海外原油市場は月末絡みの利益確定の動きなどに押され軒並み下落した。6月2日週に入っても週末に米雇用統計の発表を控え様子見の状況で、ユーロ安につられ上値の重い展開。4日にはADP雇用者数が17.9万人と予想の21.0万人を大きく下回り原油相場は軟調だったが、EIA統計で原油在庫が予想以上に減少(343.1万バレル減)し、クッシング原油も一段と減少したことからWTIは一時5月29日以来となる103.69ドルまで上昇、しかし積極的な買いは続かず、総燃料需要が昨年12月以来の大幅減少となるなど需要の弱さが嫌気され急反落、結局プラスサイドを維持できなかった。翌5日はECB理事会で政策金利を0.1%下げ0.15%に、中銀預金金利を-0.1%とする前例のない追加緩和を受けたユーロ安に原油も連れ安。その後はNYダウが史上最高値を更新したことから安値からは切り返したものの、6日に5月米雇用統計の発表を控えており、戻りが抑えられる展開となった。

 国内市場では、ガソリン期近は堅調な海陸現物対比での割安感やショートカバーで大引けにかけては買われる展開が継続しているものの、週中以降、一部元売による踏み込んだ売り打診や輸入採算価格の急落を受け、上値を抑えられる場面も見られた。しかし、クラックベースでは先週対比で若干の拡大となった。灯油期近は表立った元売の買いは無いものの、ガソリン当限の上げを受けたガソ買い/灯油売りの手仕舞いによるショートカバーや陸上市況見合いでの割安感が台頭、他限月に対して強含む展開となった。

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