週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比0.46ドル安の103.43ドル、ブレント原油は前週比0.33ドル安の110.11ドルとなった。

 前週末23日は4月の米新築住宅販売件数の予想以上の増加を受けて原油需要増加観測が進行したことからWTIは一時、1ヶ月ぶりの高値となる104.50ドルに到達した。しかし、その後は週末のウクライナ大統領選挙に対する警戒感から高値圏での買いは控えられ、上値は抑えられた。週明け26日はメモリアルデーの祝日のため休場。翌27日はウクライナ大統領選挙を終えた親欧米派と親ロシア派の対立が懸念されたが、市場の反応は限定的。短期的な買われ過ぎ感から利益確定の動きが進み、WTIブレント共に反落となった。28日はテクニカル面での売りが見られたことや、EIA発表を控え、原油在庫増加観測が高まったことから続落。また、欧州時間に発表された5月のドイツ失業者数の悪化や、ECB理事による追加緩和の示唆を受けてユーロ安ドル高が大幅に進行したこともドル建ての原油の下落を加速させた。翌29日はウクライナでの軍事衝突激化の懸念や、EIA発表においてクッシング原油在庫の減少が確認されたことから3日ぶりの反発となったが、引けにかけては利食い売りなどから上げ幅を削る展開となった。

 国内市場はガソリン期近のクラックが拡大。6月には西日本を中心に製油所の定修が予定されていることから一定の買い気がみられたことや、元売りの仕切り価格の引き上げを受けて陸上市況が堅調に推移したことから買い支えられた。灯油の期近は定修を控えた元売りのショートカバーにより買い支えられたが、2番限以降は原油の下落を受けてクラック売りがみられた為、軟調となった。

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