ゴムは“鬼より怖いサヤ滑り”!?

 先週末から期近2本(6、7月限)の下げ幅が大きくなっており、8月限以降も期近安に足を引っ張られて、底値が見えない展開が続いている。6~11月限の足取りを見ると全限一代の安値を更新、弱気有利、強気不利の力関係にあることは否定出来ない。これは再三指摘している通り、東商取の生ゴム指定倉庫在庫が5月20日現在で2万0,439トンまで増加、その大半を一部グループが手持ちしており、これが6月限以降に品渡しされる可能性が高いからだ。大量の現物渡しに対しそれを受け入れる筋があれば価格は下がらないが、残念ながら受け入れる筋が少ないから価格が下げ止まらない。

 つまり、仮の話として6月限納会で500~600枚の渡しに対して、実需筋が200枚前後受けても、大きな買いハナになるわけで、それを解決するには東京市場が更に下落して“世界一安いゴム”になること、期近と期先の順ザヤ幅が15円から20円に拡大し、サヤ取り筋の現受けが期近に入るようになること。

 しかし、現在のところまだそのような動きにはなっていない。ようやく、先週末からそうした兆候が見られるようになったばかりで、予想以上に下値が深くなる恐れもある。

 というのも、24日(火)に当限納会を迎える6月限は、5月30日現在で2,212枚、トン数にして1万1,060トンも取組を有している。これは明らかに整理遅れを表す。新たな買方が出現し6月限をまとまって現受けするなら話は別だが、そのような動き、形跡もない。つまり、24日の納会までに多くの買方が整理売りを迫られるということだ。

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