ロシア株に見る世界の原油価格の指標

【グラフ1:ロシア株価指数・WTI原油・ブレント原油の価格推移】
(単位:ロシアMICEX(左軸)ポイント WTI原油・ブレント原油(右軸)ドル)

株式とコモディティの相関関係を見ていく中で、興味深い組み合わせを見かけた。

憶測の域を超えない部分も多々あるが、この「ロシアMICEX(ロシアの株価指数)」と「原油(WTI原油・ブレント原油)」の関係を調べていく中で、さまざまな気付きが得られた。

読者の皆様の今後の株式やコモディティ取引の参考になるのではないかと思う。

ぜひ、最後までご一読いただきたい。

グラフ1のように、ロシア株とWTI・ブレント原油の値動きには相関関係があるようである。

ロシアは1日あたりの原油生産量が世界で最も多い国である。そのロシアの株式と原油相場の相関性が高いことについては、資源を輸出し外貨を獲得する資源国であるがゆえに原油相場の上下で獲得できる外貨の額が変動することからも想像できる。

原油価格が安ければそれだけ獲得できる外貨は減り、逆に原油価格が高値ければ獲得できる外貨は増えるのである。

獲得できる外貨が増えれば、国内のインフラ、サービス、設備投資、更なる資源採掘・生産に向けた投資が可能になり、株価上昇の一因となると考えられる。

原油価格と株価の関係は、米国のそれとは異なり、景気が上向く局面で株高、そして原油需要の増加→原油価格の上昇、という構図ではないと考えられる。

なぜならロシアはBRIC’Sの一翼を担う国とはいえ、1日の原油消費量はアメリカの約6分の1、中国の約3分の1の規模であることから、ロシアの原油需要が増えることで与える原油市場へのインパクトはアメリカや中国よりもはるかに小さいからだ。

つまりは、ロシアの景気の良し悪しによる原油需要の増減が原油相場を牽引しているのではなく、原油相場の上下がロシアの株価ひいてはロシア経済を牽引していると考えられる訳である。

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