英国発で今年の天然ゴムの需給不均衡が歴史上最大となる分析が示される

5月26日に発行された英国のTHE FINANCIAL TIMES(フィナンシャル・タイムズ)にゴムに関する興味深い報道記事が掲載された。

この記事の表題は、「ゴムの供給過剰に拍車、価格はほぼ5年ぶりの安値に」。足元の天然ゴムの供給が増える現状を訴えるとともに、あらためて世界の天然ゴム需給が極端な供給過剰に陥っている認識を強めさせる内容を伴った。

この記事において鍵となるのは 2014年の天然ゴムの供給過剰が65万2000トンにのぼると推計したこと。これはロンドンに本拠を構えるコンサルティング会社ラバー・エコノミストが分析した。同社は、昨年12月時点で今年の供給過剰を36万6000トンと予想したが、それより30万近くも上方修正した。

しかも、国際ゴム研究会(IRSG)のアウトルックによると今年2014年の世界天然ゴム需給は、生産が1213万トン、消費が1188万8000トンで、差し引き24万2000トンの供給過剰との見通しを示していたが、今回ラバー・エコノミストが示した供給過剰幅は、その国際機関の数値より40万トン以上も多い数値を叩き出したのだ。この数値が信頼の置けるものであるとするなら、天然ゴムの供給と需要のバランスは、歴史上で最大の不均衡となる。

参考までに、1975年以降、この40年間で最も天然ゴムが供給過剰に陥ったのは2009年の36万トン。このタイミングで供給過剰となったのは、2008年に引き起こされた米サブプライム問題による未曾有の金融危機により世界経済が混乱してタイヤ向けを柱とした需要が顕著に落ち込んだことが原因である。

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