週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比2.07ドル高の103.89ドル、ブレント原油は前週比1.19ドル高の110.44ドルとなった。

 前週末16日は米経済指標はまちまちの結果だったものの、引き続きウクライナ情勢をめぐる懸念が下値を支えるとともに、リビアのエルフィール油田が抗議活動によって再封鎖されたことでWTI、ブレントとも堅調推移となった。
 週明け19日は米経済指標など明確な材料を欠く中、WTIは約5年ぶりの低水準にあるクッシング在庫の減少観測などを背景に4週ぶりの高値圏での推移、ブレントはウクライナ情勢の緊張やリビアの政情不安も、原油供給に変化はなく早めの利益確定に押され下落した。翌20日はWTIは前日の高値修正の動きに押され下落、ブレントは米ドライブシーズン入りを控えガソリン需要増加期待などから前日の下げを戻す上昇となった。その後API統計で原油在庫が1030万バレル減少となり原油相場がじり高となる中、21日のEIA統計では、製品在庫こそ予想以上の増加となったものの、原油は722万バレル減と予想(70万バレル増)以上に大きく減少、米国原油輸入量が約17年ぶりの低水準となり、メキシコ湾岸地区の原油在庫減少もあって、期近物はWTIで1.7ドル超、ブレントで0.8ドル超と大きく上昇した。ただ、22日は序盤こそ中国の製造業PMIの予想を上回る上昇を受け高値圏でのもみ合いとなったが一段と高値を買い進める決め手とはならず、WTI、ブレントともに高値修正の小幅下落となった。

 国内市場、ガソリンは期近では輸入採算との見合いもありクラックの拡大は一服、ただ、6月以降も一部元売は市中調達を予定しており、7、8月限のクラックは拡大、陸上市況もわずかに下げた程度で堅調さは続いている。灯油は期近クラックは拡大、ショートカバーや陸揚げ見合いの買いも一部ではあったようだ。陸上市況は不需要期ながら一部元売が仕切り価格を上げたことで割安な玉は細ってきてはいる。

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