年末にかけて大相場形成の予感がする白金

 NY白金は22日、今年の高値を更新し、昨年9月以来の高値を示現している。パラジウムの急騰に対する出遅れ感もあったが、南アの長期ストライキによる供給不安の一方で、米国の景気回復と中国のHSBC製造業PMI・速報値の改善が上げに拍車をかけるキッカケになったと考えられる。
 南アの一部鉱山ストライキは1月下旬から始まり、現在も続いている。3月の南アの白金・パラジウム生産は前年比で44.3%も落ち込んでいるが、2月の同38.5%減よりも拡大している。このため、ここにきて一層供給不安が高まったともいえる。
 需要面ではインドの自動車触媒用需要の拡大が期待される。金価格高騰で宝飾品需要での白金の人気も次第に高まっている。また、排ガス規制の影響で、自動車触媒としての需要増も今後期待され、2014年のインドの需要は前年の30トンから40トンに拡大するとみられている。インドではディーゼルオイルの小売価格は統制されており、これを背景にして小型ディーゼル車の販売がかなり好調であるが、排ガス規制の強化によって白金の需要は必然的に発生する。
 NY白金期近つなぎ週足とみると、100週移動平均線までひとまず回復している。今年3月と昨年8月の上昇局面の強い抵抗線にもなっており、今回、これを上抜けるかどうか注目される。ファンダメンタルズ面が後押しして、今回はこれを上抜き、一段の上昇トレンドを形成するとみられ、1500ドル台に乗せると、昨年8月の高値である1558.0ドルまでの上昇は意外に早いとみられる。

NY白金週足100週移動平均線

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