週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比1.19ドル高の101.82ドル、ブレント原油は前週比0.84ドル高の109.25ドルとなった。

 週前半はウクライナ東部で暫定政府軍と親ロシア派武装集団の武力衝突により多数の死者が出たり、ロシアの天然ガスプロムは未払いなら6月3日にウクライナ向けガス供給を停止すると表明する一方で欧州連合は対ロ制裁の強化を発表するなど、緊張感の高まりから堅調に推移した。また、2008年12月以来の低水準にあるクッシング原油在庫の減少継続観測も支援材料となった。その後、EIA原油在庫統計ではクッシング原油在庫が一段と減少し、数週間後にも最低操業水準(約2,000万バレル)に落ち込む可能性が高まった事を受け、発表後には期近ベースで4月22日以来となる102.65ドルへ上昇した。ブレント原油もWTI価格の上昇や上値抵抗となっいた200日移動平均線を上抜いたことで4月25日以来の110.41ドルへと上昇した。
 しかし、週後半には欧米株式相場の下落やリビアの主要油田の一つが稼働が再開されるとの報などを材料に利食い売りなどに押され値を下げた。それでも前週比では国内も海外も上昇して取引を終えた。
 
 国内市場はガソリン現物価格の堅調さを受けて、5月限のクラックは先週で+750円。現物市場のガソリンは製油所の東西定修によるショートカバーが進み、売り物を吸収している。また、灯油も水面下では元売り筋の手当を指摘する声もある。

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