ゴム価格底打ち

2014年初め266.3円で始まった東京ゴム価格は、4月22日196.7円と▲69.6円、26%下落した。しかしその後はこの200円割れの価格を下回っていない。東京ゴム価格はようやく底入れしたかに見える。下落の要因は主に世界一のゴム消費国中国の景気後退と過剰在庫問題であった。中国はゴムに限らず、企業運営の資金繰りのために、素材を輸入しそれを担保に銀行借り入れを行っていた節がある。銅や鉄鉱石がその例であったが、ゴムについてもそうではないかと勘繰られる。上海期貨交易所の取引所在庫も、旧正月前の1月31日20万7658トンまで膨らんでいたが、その後減少し、5月9日には16万6852トンと、▲4万806トン、▲20%減少している。直近の下落原因はタイのLimlamthong農業大臣がタイの乾季が開けて生産が増加する前に、22万トンの政府在庫を売却すると述べたことから端を発している。タイでは毎年2月~5月はゴムの生産が減る時期となる。ゴムの在庫は時が経つほど劣化するし、保管料が月に2000万バーツ(約615,800ドル)もかかるためだ。タイは世界最大のゴム生産国であり、インドネシアとマレイシア三カ国を合わせると世界のゴム生産量の3分に2を占める。

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