トウモロコシ、急ピッチの作付進展が売り材料に

 9日に米農務省は需給報告を明らかにする。今回から2014年度のバランスシートが発表される。例年問題になるのが、机上の生産高を算出するためのイールドがどのように設定されるかどうかである。大豆の場合、作付がまだ始まったばかりのため、トレンドイールドを用いることがほとんどであるが、トウモロコシの場合、作付まっただ中のため、それまでの作付進展ペースを加味して、トレンドイールドを修正する経験則がある。
 昨年5月5日時点のトウモロコシの作付進捗率は全米平均で12%(平年47%)で、かなり遅れていた。このため、5月の需給報告で示されたイールドは158.0ブッシェルとなり、2月の農業フォーラムで示された163.6ブッシェルを下回っている。今年度でみると、5月5日に発表された4日現在の作付進捗率は29%(平年42%)。過去の経験則からみると、作付遅れという状況の下、今年2月の農業フォーラムで示された165.3ブッシェルを下回るイールドが設定されると考えられる。このため、机上の生産高も2月のフォーラムで示された139億8500万ブッシェルを下回ることは必至である。
 ロイター通信が集計したアナリストの事前予想による2014年度の米国トウモロコシの期末在庫の予想平均は16億7200万ブッシェルで、2月のフォーラム予想の21億1100万ブッシェルをかなり下回るとみられる。ただし、2013年度の予想平均は13億1400万ブッシェルとなっているだけに、前年度を大きく上回るのも確実視されており、結果的に弱気な内容と評価されると考えたい。ちなみに、2014年度の期末在庫の予想レンジは12億9500万~23億5400万ブッシェルとかなり幅が広がっており、それだけ最初の発表の予測が難しいといえる。

シカゴコーン12月20.50日移動平均

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