週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比2.53ドル安の101.77ドル、ブレント原油は前週比0.76ドル高の110.29 ドルとなった。

 前週末18日のWTIはグッドフライデーで休場。週明け21日は依然燻り続けるウクライナ情勢を受けた地政学上リスクによって買い支えられたが、イースターマンデーで欧州市場が休場ということもあり、高値を上抜くには材料に欠け、上昇幅は抑えられた。翌22日はEIA原油在庫の増加予想を受けると高値圏から急反落となった。更に、納会を控えた手仕舞い売りや、節目となる103ドルを下回ったことによるチャート面での悪化が重なったことが相場の下落を加速させ、一時2ドル以上の下落となった。一方でブレント原油も下落したものの、米国による対ロシアへの制裁強化表明を受けて買い支えられたことから、WTI-ブレントにおける格差の拡大が見られた。翌23日は中国4月PMI速報値の悪化を嫌気して軟調な展開となると、EIA原油在庫が1982年以降の高水準となるなどの予想以上の原油在庫増加を受けて続落となった。その後はウクライナ東部での暫定政府軍と分離主義者の衝突や、ロシアによる戦闘員の派兵を受けて反発する場面もみられたが、上値は重く、戻り売りに押される展開となった。

 国内市場はガソリン期近のクラックが大幅に拡大した。製油所の定修に伴う元売りの調達買いが見られることや、連休を控える中、元売りによる仕切り価格の値上げをうけてガソリン需要が高まったことから堅調となった。一方で灯油は需要期を過ぎ、現物市場は軟調となったが、原油コストの上昇や、軽油対比の買いにより当限のクラックは拡大している。

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