実勢悪から戻り売り有利の金相場じ

 ウクライナ東部での地政学的リスクが再燃し、24日のNY金は1260ドル台後半の値位置から1299ドルちょうどまで急反発する動きをみせている。4者合意に沿って親露派の占拠が解消されなかったため、ウクライナの暫定政権が強制排除に出て、ロシアとの緊張が高まる事態となっている。
 ところで、その前に急落していたNY金であるが、中国やインドの需要不振による実勢悪を嫌気して大きく売られたと考えられる。今季も中国好調な需要を維持するという予想をWGCは設定しているが、それとは対照的に中国の金需要は相当落ち込んでいると指摘されている。ここ数年、第1四半期の伸びがその他四半期を大きく越えていたが、今年の第1四半期はかなり低調とされ、200トンを大きく下回る可能性も見込まれる。
 中国では景気と金の需要が比例する傾向がある。今年に入っての景気減速懸念もあり、春節以降の金の需要は振るわず、香港経由の輸入も急減している。
 インドは高関税と通貨安のため、低調な需要が続いているとみられる。
 こうした実勢悪を警戒して4月に入って金ETFの減少傾向が目立つようにもなっている。ファンド資金の引き揚げが再燃しているが、昨年も4月に金ETFの目減りが顕著だったこともあり、市場ムードを悪化させている。

NY金6月30・100

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