週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比1.15ドル高の104.30ドル、ブレント原油は前週比2.27ドル高の109.53 ドルとなった。
 前週末11日のWTIは、ガソリンの需給が改善しガソリン相場が堅調に推移、またミシガン大学消費者信頼感指数が82.6(予想81.0)と予想を上回ったことから反発。しかし、ブレントはウクライナ情勢の緊張継続も、中国の景気先行き懸念やリビアの供給回復観測から続落となった。週明け14日は米国3月の小売売上高が前月比1.1%増(予想0.9%)と改善したこと、ウクライナ東部で政府治安部隊と親ロシア勢力間での武力衝突発生や西側諸国が対ロシア制裁拡大の検討するとのことから、WTIは104ドル台まで、ブレント期近は109ドル台まで約1.7ドルの上昇となったが、翌15日はEIA統計での原油在庫増加観測や翌日に中国の主要経済指標発表を控えて景気減速への警戒感、リビア・ハリガ港が原油積み出し再開準備中との報などから、反落。16日、注目された中国第1四半期GDPは前年比+7.4%増(予想+7.3%)と前年同期比(+7.7%)を下回ったものの市場予想を上回り、中国経済急減速への過度な警戒感は和らいだ。また、ウクライナでは政府軍が東部分離主義者掃討作戦を開始したことで、WTI、ブレントともに一時は3月上旬の高値を上抜けたものの、EIA統計で原油在庫の予想以上の増加とガソリン在庫が予想を下回る減少だったため上値を削る展開となった。翌17日は米新規失業保険申請件数や4月フィラデルフィア連銀製造業景況感が市場予想を上回ったことを好感しWTIは続伸した一方、ウクライナ情勢をめぐる4者協議は暴力の即時停止で合意したことや欧米市場は翌日にグッドフライデーの休日を控え利益確定売りなどもありブレントは小反落となった。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事