金の買いを主軸とした戦略

 NY金(6月限)が200日移動平均線を回復。株安・ドル売りの流れとなっている。NY金は、昨年に世界全体の生産コスト水準での底打ちを確認した格好となっており、「底を打った相場は天井を付けるまで高い」との相場格言通りの展開だ。一服していた新興国リスクも、きな臭さが増している。

 中国は3月末に理財商品の販売残高を初めて公表(理財商品全体の約3割に当たる45兆円が元本保証なしの商品)した。全人代で一部のデフォルトは容認姿勢が示されたが、3月初旬には、上海超日太陽能科技が社債の利払いを履行できず、国内社債市場で初めてのデフォルトとなった。また、3月下旬には小規模な建材会社、徐州中森通浩新型板材が高利回り債に対して予定していた利払いを履行できず、高利回り私募債で初のデフォルトとなっている。また、中国浙江省安吉県人民法院(裁判所)によると、ポリエステル繊維メーカーの浙江華特斯聚合物科技は3月初めに地裁に破産手続きの開始を申請。同社は2013年1月に総額6000万元(970万ドル)の私募債を発行、利回りは11%に設定されていたが、7月23日に予定されている利払いが危ぶまれる状況となっている。当欄でも繰り返し指摘した通り、理財商品の償還が集中する第二四半期入り以降、ここ数週間で複数の債務不履行が発生しており、シャドーバンキング問題が再浮上中だ。

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