週刊石油展望

《海外原油市況》
週末9日のWTI原油は先週比2.38ドル安の97.99ドル、ブレント原油は同1.91ドル安の107.56ドルとなった。
 小幅なレンジにてもみ合いの動きとなった。先週末はイランの欧米諸国との緊迫や米国雇用統計で失業率が予想外に低下したことから、買いが優勢となった。今週に入り引き続きイランと欧米の緊張の高まりが意識されるのものの、5日にはS&Pが仏独の格付けを見直すとの報道や、翌6日にはEFSF(欧州金融安定ファシリティー)の格付けを引き下げ方向で見直すといった、格付け機関の発言から上値の重い展開が続いた。7日にはEIAの在庫統計で原油在庫が予想外に大幅増加、製品在庫が予想以上に増加したことで失望売りを誘いWTIは一時100ドルを割り込んだ。しかし、売り一巡後は8,9日にEU首脳会議、8日にECB理事会を控えていることもあり下げ幅を縮小した。8日にはECBは金利を予想通り1.00%の引き下げ、米国の新規失業保険申請も好内容であったため強含むが、ドラギ総裁が会見で国債購入拡大に否定的見解を示したことから急落する動きとなった。週末時点でWTI98ドルブレントで107ドル半ばと両油種ともに2ドルほど先週から下落したレンジで取引されている。

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