コメ相場の変動要因

 コメ相場の変動要因は様々だが、一年一作の他の穀物同様、基本的には作付けから収穫までの「天候相場」と、収穫期からの「需給相場」に分けられる。それぞれの変動要因は下表の通りで、生産数量に関わる作付面積と天候・作柄や、国の政策、消費・在庫量などが複合的に影響する。
 現在は24年産米から続く在庫増・供給過剰という需給環境のなかで、25年産米の現物価格は昨年の出来秋から下落傾向にある。今後、出来秋までの焦点は、25年産米の過剰米処理の行方と、26年産米の生産動向になる。主食用から非主食用米(飼料用米・米粉用米等)への転換や、新たな経営所得安定対策などの国の政策の成否が、26万トン削減された生産数量目標の達成を左右する。
 また、近々にもアナウンスがあると噂される25年産米の過剰米処理が発動されれば、35万トン程度が市場から隔離されることになり、産地の隔離銘柄次第では裾物価格に影響が出る可能性も。
 需給・価格動向を予測するうえで参考になるデータは様々あるが、その一つに米穀機構(米穀安定供給確保支援機構)の「米取引関係者の判断に関する調査結果」がある。米取引関係者へのアンケートにより、需給動向や価格水準などの取引動向をDI(※)として算出したもので、平成24年3月から毎月実施されている。4月3日に公表された平成26年3月分によると、主食用米の需給動向は[現状判断]20で前月比▲5、向こう3カ月の[見通し判断]は28で同▲1。現状・見通しとも「緩んでいる・緩む」との判断だ。主食用米の価格水準は[現状判断]39で同±0、[見通し判断]は35で同▲1。

※数値が100に近づけば「締まっている/(将来)締まる」「米価水準が高い/米価水準が高くなる」という見方が前月より強くなり、反対に0に近づけば、「緩んでいる/(将来)緩む」「米価水準が低い/米価水準が低くなる」という見方が前月より強くなった傾向を示す。

コメ相場の変動要因もと

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事